初心者の方に伝えたい!山選びのポイントと悲惨な目に遭わないために、登山に行く前に調べておくと良いこと〈登山計画〉

登山を始めたばかりの頃は、経験者に連れて行ってもらうと良いですが、少し慣れてきたら自分で計画を立てて行くのもオススメです。

何度か山に行っていると、自分の好きな山が分かってくると思います。

岩場や鎖場がある、ちょっとアスレチック系の山が好きなのか、お花がたくさん咲いている山が好きなのか、はたまた、ただただ頂上を目指すのが好きなのか。

自分で計画を立てれば、自分の好みの山を探すことができ、「こんな山があるんだ!」という発見にもなるので、登山の楽しみも増えると思います。

登山計画の際に調べる手順や山選びのポイント、調べておくとおすすめの内容をご紹介します!

まずは行きたい山を決める

私が登山を始めて、最初に自分で計画を立てようと思ったときは、まず登って良い山が近くにあるのかどうかも分かりませんでした。

富士山や乗鞍岳など、よくメディアで取り上げられている場所は知っていましたが、「自分の家から車で1時間や2時間で行ける場所に登れる山なんてあるのかな?」と思っていました。

自分の家の近くの山を調べる方法

web検索で(県名) 登山」や初心者の方は「(県名) 初心者 登山」で調べると色々と出てくると思います。

webサイトの山紹介は、写真が多く使われているため、雰囲気が分かりやすいです!

私は、最初の頃は登山できる山が沢山掲載されている本を買いました。

本屋さんで山の「雑誌」ではなく、アウトドア系や旅行系の本が置いてあるコーナーに行くと、「名古屋から行く山200」とか、そんなタイトルの本が並んでいると思います。

情報量が多いですし、パラパラめくって景色の良さそうな山だったり、自分好みの山を見つけるのも楽しいです。

山を選ぶときのポイント

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家からの距離 日帰り登山で、あまり遠い場所まで行くのは大変なので、私は遠くても片道2時間以内にしています。
歩行時間(歩行距離) 必ずしも山の標高が低い=歩行距離が短い訳ではないため、登ってみたら頂上まで思ったよりも距離があって大変だったとならないように気をつけてください。
難易度 初級・中級・上級と書いてあるのを参考にするのと、ルートの写真を見て、岩場や鎖場、はしごなどが有るか、無いか、渡渉(川を渡る)があるかの確認も大切です。
登る時期

標高や地域によって、雪が何月まで残っているかなどが違うため、「もう雪解けの季節だと思ったら、上の方は真っ白な雪景色だった」ということにならないように調べることをオススメします。

私は、雪が残っているか怪しいなと思ったらインスタやヤマップ、ヤマレコで直近に登った方の写真を参考にします。

特に歩行時間は、ブログやヤマップ、ヤマレコなどで数多くの山を登っている方は、標準タイムよりも時間が短い場合が多いです。

私のように体力が無い場合、そのような猛者達のコースタイムは参考にならないため、登山地図に書いてある歩行時間を参考に(それよりも時間を少し足す)します。

ルートを調べて地図をダウンロードもしくは出力

行きたい山が決まったら、ルートを調べます。

ヤマップなどの登山アプリで地図をダウンロードしたり、本で調べた場合は地図をコピーして登山当日に持っていくと安心です。

ヤマップwebサイト→https://yamap.com/

私は自分で登山計画を始めた頃は、どこで曲がるかなどは調べていきましたが、地図は持って行っていませんでした。

地図を持たずに登山に行くと、親切に「今○合目」や「頂上まであと○○km」とある山だと安心できますが、そのような看板が全く無い山だと「あと何時間くらい歩いたら頂上に着くのか」分からずに歩くため、「ちゃんと暗くなる前に頂上まで登って、下山できるだろうか・・・」と不安になりました。

また、休憩できそうな場所も地図で見て事前に分かっていると便利です。

休憩に良さそうな場所がどこにあるのか分からず、狭い道の端っこに寄って休憩し、出発した数分後に椅子とテーブルがある休憩場所に着き、「こんな近くに休憩できる場所があったんだ!ここで休憩したかった!」と思ったことが何度もあります。

そして、「山を探すポイント」の難易度にも関係しますが、ルート上に距離が長めの岩場や鎖場がある場合、一緒に行くメンバーの中に高所恐怖症の人がいないかも重要ポイントとなります。

以前、どこの山かは忘れてしまいましたが、垂直に近い岩場を数メートル登る箇所があり、私と隣にいた友人は「ワクワクするね!」と話していたのですが、先に登り始めた友人が岩場を登っている途中で「私やっぱり無理!実は高所恐怖症なの!」と叫び出して、どうしようかと思いました・・・。

そのときは、降りるのも怖いということだったので、足の置き場を伝えながら無事登りきってもらい、下りは別ルートを歩きましたが、友人には怖い思いをさせてしまって申し訳なかったです。

「怖い」と感じパニックになると足の置き場が定まらなくなり、落石にもつながって、本人も周りも危険になることもあるため、「メンバー内に高所恐怖症の人がいないか確認するのは大事だな」。と思いました。

これも調べておくと安心!

駐車場の場所

低山でも有名な山や神社の裏山の場合は、広めの駐車場がありますが、車が数台しか止められず場所も分かりにくい駐車場もあります。

登山口と駐車場が離れている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

登山口に着く前の最後のコンビニ

都心や住宅街にはいたるところにあるコンビニも、のどかな田舎だと全く見つからないことがあります。

「お昼ご飯、登山口に行く前にコンビニで買っていこ!」と思っていたのに、高速降りてから登山口まで1つもコンビニが無いなんてこともあります。

私もこのパターンで、コンビニがなく焦っていたら、走行中に通った集落に日用品やお菓子、食料が少しずつ置かれた昔ながらの小さなお店があり、パンとお菓子が買えたので本当に助かりました。

登山口に着く前の最後のトイレ

登山口にトイレが無い山は多くあります。そして、登山道や頂上にトイレが無い山も多くあります。

男性は、山行中に平気で用を足す方が多い気がしますが、女性は恥ずかしい方もいると思います。

その場合、登山口に着く前にトイレに行かなくちゃいけませんが、こちらもコンビニがあれば大丈夫ですが、コンビニが無い場合は、神社や道の駅など、トイレがある場所をあらかじめ調べておくと安心です。

登山口までの道路状況

こちらは運転があまり得意でない方は、調べておくことをオススメします!

うちの車は車幅が少し大きめの車なのですが、私は街中や高速の運転は大丈夫でも山道の細くてクネクした道が苦手です。

今まで行った山では、登山口までの道路が山道で対向車が来たらどちらかが待避所まで後退しなくちゃいけなかったり、それに加え道路脇が片方は山の斜面、片方は崖なのにガードレールが無く、車幅が車1台ギリギリしかないという道もいくつかありました。

そのような道で、進むだけなら良いのですが対向車が来て後退するとなると「ひーっ!」となってしまいます。

そのため、夫と一緒に行くときは調べませんが、自分が友人を連れて行く場合は、グーブルマップの写真で登山口までの道が自分でも運転できそうな道かを調べておきます。

帰り道に寄れる温泉施設

春夏秋冬、温泉はいつでも気持ちの良いものですが、夏は下山後体中汗まるけってこともあると思うので、そんな時は早くお風呂に入ってさっぱりしたいですよね!

特に帽子の中なんて、髪の毛はペタンペタン、汗かき放題で大変なことになっています。

「下山後に探せば良いや」と思っていると、登山口付近の駐車場はケータイを見ても電波が届いておらず、だいぶ町まで出ないといけないこともあるので、行く前に探しておくと安心です。

安心・安全・楽しい登山を!

登山は、どれだけ調べていくかで山行中のリスクを減らすことができます。

ルート情報や自分に必要な情報をしっかり調べて、楽しい登山に行ってきてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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