幅広い情報が載っていて面白い!登山雑誌の紹介(月刊誌)

先日、登山をはじめたばかりと人と話をしていたときに、私が「登山の雑誌は幅広い情報が載っているから買って読んでみるのも良いよ」と言うと「登山雑誌って普通に本屋に置いてあるんですか?」という返答が返ってきました。

「置いてあるよ!大きい本屋さんじゃなくても、大体アウトドアもしくはスポーツコーナーらへんに何種類かあるよ!」と伝えましたが、確かに今まで興味を持たなかった人がアウトドアコーナーに寄ることは無かっただろうから、そりゃ知らないよね。と思いました。

登山雑誌は、しっかり取材がされているため情報の正確性も高いですし幅広い情報が掲載されているめ、知識の幅が広がると思います。

ネットだと、自分が探している情報を見るという感じですが、雑誌だと情報が偏らずに色々なことを知れる気がします。

そこで、今日は本屋さんによく置いてあって毎月発行されている登山雑誌を紹介します。

※発売日や価格は2021年7月現在のもの。

山と渓谷 毎月15日発売/1320円

1930年(昭和5年)創刊。

私が登山雑誌の中で1番よく買っているものです。

季節ごとのオススメの山のルートガイドや山小屋紹介、地図読みのポイント、花や鳥などの自然の知識など、登山の教科書という感じです。

特に2021年1月号は豪華でした!深田久弥さん(登山家&小説家で日本百名山を決めた人)没後50年の特集として別冊付録で日本百名山のルートマップ(地図)と、主要山岳の日の出&日の入り時間が書かれた気象上情報や山岳保険一覧、山小屋情報(開設期間、水場の有無、テント張数などが記載されている)などが一冊になった「山の便利帳2021」がついてお値段1320円!

なんてお得なんでしょう!

登山地図って見ているだけでも楽しくなりませんか?

「この山とこの山はつながっていて、そこからこっちの山にも行けるんだ!」などと考えながら見ているとワクワクしてきます!

また「山と渓谷」は山の歴史についての記事もよく掲載されているのですが、自分が産まれる何十年も前の登山者の写真を見ると「えっ!?こんな格好で登るの!?学生服みたいな人とかもいるけど、ザックに着替えを入れているのかな?」と思う人もいて、当たり前ですが今の格好とは全然違っていて面白いです。

そして、今のような機能性がない服装や装備で2000m、3000mの山を登っていたと思うとめちゃくちゃ尊敬します!

ザックに入れていく持ち物にしろ今のように軽量化されていないので、どんだけ重かったんだろう?と思います。

その他の今との違いは、1950年代の写真を見ていると、まず女性の姿が見当たらない。

世界の男女格差を測った「ジェンダーギャップ指数」では日本は156カ国中120位と先進国なのに男女格差は大きくある状態にありますが、50年以上前の日本からするとだいぶ女性も自由に動けるようになったと思います。

今では女性の単独登山もよく見かけますが、それだけ昔と比べると女性が自分で稼いで、自分で色々選べ、阻害されないようになったんだなと思うと嬉しく思いますし、これまで以上に性別関係なくLGBTQ +全ての人間が心地よく暮らせ、自然も大切にする国になって欲しいと思います。

ランドネ 奇数月23日発売/1100円

2009年(平成21年)創刊。奇数月23日発売。月刊誌ではなく、2ヶ月に1度の発行となります。

女性をターゲット層にした、どちらかというと初心者向けの読みやすい雑誌です。

登山だけでなく、登山&温泉の山旅や山の仕事をしている方々へのインタビュー特集など、山に関わる情報が読みやすく掲載されています。

山を目的とした旅やグルメも楽しみたい!という気持ちを満たしてくれる情報が盛りだくさんです。

あと、山の服装って、普段の服装とは違いカラフルなものが多く、どうやってコーディネートしたらお洒落に見えるのか分からなくなるときもあるので、ランドネに掲載されている女性の方々を見るととても参考になります。

登山の服装や持ち物は機能性ももちろん大切ですが、やっぱり自分好みの可愛いものを選んだ方が気分が上がりますよね!

PEAKS 毎月15日発売/1210円

2009年(平成21年)創刊。

「見た目はポップにデータは正確に」をモットーとしている雑誌です。

確かに「見た目はポップ」にという言葉通り、「山と渓谷」よりも誌面デザインがポップな気がします。

PEAKSは、ギアの記事が多いような気がするので、最新の道具を知りたいときにとても役に立ちます。

体力のない私にとっては「少しでも軽い道具」、「少しでも軽く感じられるパッキング(荷物の詰め方)はとても重要になってきます。

また、何かを買おうと思ったときに色んなメーカーから道具は発売されていますが、ひとつひとつどのような特徴があるかなど、自分で試すのはなかなか難しいと思うので、そのようなときにも役立ちます。

それに最新の道具を見ているとワクワクします!

岳人 毎月15日発売/968円

1947年創刊。

元は京都大学の山岳有志によって創刊され、そこから発行元が何度か移され、今は日本のアウトドアメーカーmont-bell(モンベル)が発行している山岳雑誌です。

表紙がほんわかしたイラストで可愛い。

他の登山雑誌と同じように山とルート紹介の記事も多いですが、モンベルが発行してあるだけあってギア紹介はモンベル製品が詳しく紹介されています。

モンベル好きにとってはたまらない雑誌ですね!

また、読み物の記事が他の雑誌と比べて多い気がしますので、小説好きの方にもオススメです。

まとめ

この他にも月刊誌ではなく特別号などで富士山特集やアルプス特集の雑誌が発行されているのをよく目にします。

これからは本屋さんに行ったらアウトドア、スポーツコーナーの登山雑誌も是非見てみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんも素敵な山行を!

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